辻堂元町出身の小説家、辻堂ゆめさんが2019年に上梓した「卒業タイムリミット」(双葉社)がドラマ化されることになった。4月からNHK総合で新たに設けられる「夜ドラ」枠で放送が決定。映像化は自身初といい、辻堂さんは「映像化は夢だったので本当にうれしく、4月が待ち遠しい」と話している。
辻堂さんは2015年にデビュー。昨年、『十の輪をくぐる』で第42回吉川英治文学新人賞候補、今年は『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞を受賞するなど気鋭の作家として注目を集めている。
同作は学園を舞台にした青春ミステリー。卒業式を3日後に控えた高校生4人のもとに教師を誘拐した犯人から挑戦状が届く。72時間以内に救出するため、謎解きが始まるが、教師の別の顔や生徒らが抱える秘密が物語に折り重なっていく―。
ドラマは4月4日(月)から放送開始。毎週月曜から木曜の午後10時45分から全6週(各話15分)。主人公の黒川良樹役は井上祐貴さんが務める。
「高校生の微妙な心の揺れを忘れないうちに仕上げたかった作品。役者さんたちがどう演じてくださるか楽しみ」と辻堂さん。同作は3月10日に文庫化も予定されており「ストーリー展開が同じところ、違うところ、どちらも楽しんでいただけたら」と話した。
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