湘南学園小学校=鵠沼松が岡=の4年生が、ラップシンガーとタイアップし、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の大切さを訴えるオリジナル楽曲の制作に取り組んでいる。動画とともに近く完成させ、世界に向けて思いを届けたい考えだ。
《未来に向かって吹かしてく風/どこまでも遠くへ/遠く 未来の先の先まで届けよう》
3日、同校音楽室では、楽曲に参加する児童らがレコーディングに励んでいた。「笑顔で歌おう。ノリノリでね」。ラップシンガーで環境活動家の神澤清さん(24)が指導する。
タイトルは「未来への風」。昨年10月に開かれた講演会で神澤さんの曲が紹介されたのがきっかけで、講師を通じて楽曲制作を打診したところ神澤さんが快諾した。
楽曲には4年生98人が参加。子どもらが作文にしたためた環境への思いを神澤さんが歌詞にまとめた。「環境問題に対する純粋な思いを感じた。10代の彼ら彼女らにしか表現できないことがある」と神澤さん。
同校では総合学習の一環で、3年生から海をテーマに環境問題について理解を深めるといい、4年生の梅本帆南さん(10)は「地球を守るには一人じゃ難しくても、皆で力を合わせればきっと変えられる」、鈴木夏実さん(同)は「たくさんのごみで海の動物の命が奪われている。歌で思いを届けたい」と話す。
楽曲はあす3月12日(土)に藤沢駅北口サンパール広場で行われる「元気バザール」でお披露目(午前11時〜同30分)するほか、16日以降は動画投稿サイトのユーチューブでも配信する予定。
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