東日本大震災から11年となる3月11日、大庭の保健医療センター近くにある二番構公園が、約3千個の手作りキャンドルによる明かりに包まれる。大庭の福祉施設「ぐるんとびー」のスタッフ・富樫里美さんらが発案。東日本大震災の記憶や教訓を未来へつなごうと、関係者らが準備を進めている。
キャンドルは地域住民から集まった牛乳パックを、同所スタッフや大庭地域の小学生、高齢者が、丸や四角、三角にくり抜いたり、花などのカラフルなイラストを添え、各々が思いを込めて手作り。LED電球を中に入れることで幻想的な明かりが灯る。
「何か形にすることで思い出や記憶に残りやすくなり、震災を経験していない世代の人たちにも知ってもらえる機会となるはず」と富樫さん。地域一体となって震災を振り返り、被災地のことを改めて知ることで災害への意識を高め、防災や減災活動へ糸を紡ぐ。富樫さんは「ご近所同士が顔の分かる関係となり、心がつながることが防災の第一歩。平時からお互いに支え合い、助け合える関係を構築していきたい」と思いを込める。
午後5時に点灯開始し8時30分終了予定。当日は同公園近くの団地やマンション、道路からも目に付き、会場以外でも楽しめるよう、公園の円周や各所にキャンドルが設置される。
そのほか、午後2時からはキャンドル作りのワークショップ、午後3時30分から大庭図書館児童担当による震災関連の本の読み聞かせなど盛りだくさん。キッチンカーの出店、ピアノや楽器演奏、コーラスなども行われる予定という。
問い合わせは特定非営利法人ぐるんとびー【電話】0466・54・7006(担当:富樫さん・石川さん・大内さん)へ。
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