店自慢の味、24時間楽しんで――。
コロナ禍による苦境が続く中、南藤沢のイタリア料理店が巣ごもり需要の掘り起こしに向けた新たな取り組みを始めた。店で提供する料理を冷凍し、自動販売機で販売。物珍しさも手伝って好評を博しているという。
生パスタセットにピザ、チーズフォンデュ。イタリア料理店「タントタント」の店舗横に12日から設置された自販機には店で提供する6種類のメニューが並ぶ。中央のボタンは何がでるかお楽しみの「千円メイン料理ガチャ」。当りだと「フォアグラと牛ザブトンの黒トリュフソース」や「藤沢産湘南プレミアムポークのロースト」などが出るという。
長期化するコロナ禍に打開策を見出すため、これまでもネット通販やデリバリーなどに取り組んできた同店。かき入れ時に宴会需要が見込めなくなる中、「お客さんをただ待つだけでなく、自分からアピールしていかないと」と、自販機での販売も始めた。
商品はほとんどが調理済みで、湯煎や電子レンジで温めるだけで手間いらず。店主の鈴木一哉さんによると2日程度でほぼ売り切れになるなど、売れ行きも上々という。「今後も商品を入れ替えながら、魅力的なメニューをアップデートしていきたい」と話した。
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