3年ぶりに新型コロナウイルス対応に伴う行動制限がなかった春の大型連休(GW)。藤沢市によると、ピーク時の観光客数は前年比1・92倍(速報値)でほぼ倍増した。コロナ前と比較すると9割程度にとどまったものの、待ちに待った客足の復調を事業者らが歓迎した。
行楽日和に恵まれた3と4の両日、島内は多くの観光客で賑わい、江の島大橋には駐車場を利用する長い列ができた。
「コロナ禍が始まってから一番忙しかった。どこまで客足が戻るか不安もあったが、少しは安心できた」。江の島観光会の二見将幸会長(53)が胸をなで下ろす。
昨年の大型連休は、まん延防止等重点措置の適用期間が重なり、緊急事態宣言が発令された2020年と比べると復調したものの、コロナ前の2019年ピーク時との比較では半減。今年は3年ぶりに行動制限のない連休となり、飲食店や土産物店が来客対応に追われた。二見会長は「人出が8割、売上が6割まで戻った印象」と話す。
観光客の動向について、市観光課は「天気などの要因もあるが、条件さえ揃えばコロナ前に近い状況まで戻ってきた」とみる。一方、インバウンド(訪日外国人客)は戻っておらず、観光客の若年齢化など客層の変化が鮮明になっている。
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