慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で、12日から自動運転バスによる定常運行が始まった。
神奈川中央交通(株)と慶應義塾大学SFC研究所が、昨年から取り組んできた自動運転化に向けた共同研究によるもの。神奈川中央交通所有の車両にSFC研究所の自動運転技術を組み込み、自動運転レベル2にあたる「部分運転自動化」を実現させた。
走行区間は同キャンパス看護医療学部発着の循環ルートで約2・2Km。公道900mも含まれ、原則、乗車できるのは学校関係者のみ。運転自動化の試験運用は各地で行われているが、一般公道を走る定常運行は県内でも初の試みという。
完全自動化見据え
運行するバスは、人工衛星からの信号を基に自車の位置を推定。レーザーにより周辺物体までの距離を計測する装置を組み込み、所定経路の車線維持を実現する。また、設定された上限速度の範囲で、走路の勾配や障害物、前車の有無などにより、アクセルとブレーキを自動で調整し速度を制御する。走る、曲がる、止まる等の基本的な運転動作は自動で行うが、あくまでも運転支援に留まる。
現在は1日15便程度を自動運転で運行。神奈川中央交通では、今後、長期間にわたり定常運行を続ける中で、外部の意見や技術、アイデアを活用し、2025年には完全な無人化となる自動運転レベル4での運行を目指すとしている。
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