新江ノ島水族館は17日、同館で飼育していた深海生物「ダイオウグソクムシ」の一部が、台湾の研究者により新種だったことが判明したと発表した。新種は同館の愛称を盛り込んだ「エノスイグソクムシ」と命名され、9日、国際的な科学雑誌に論文が発表された。
同館によると、ダイオウグソクムシはダンゴムシの仲間で、成長すると体長約45cm、体重は1・7kgに達する。
新種と判明したのはメキシコ湾ユカタン半島沖の水深600〜800mで採集した26cmの個体。2019年にグソクムシを研究する台湾の国立台南大学の黄色銘志博士が来館し、研究への協力依頼があったことから同館で保管していた冷凍標本などを提供していた。
ダイオウグソクムシとエノスイグソクムシは形態的な違いはわずかで見分けることは難しく、識別には遺伝子情報を調べる必要があるという。同館では「今後死亡個体を中心に、エノスイグソクムシの存在割合を調べていきたい」としている。
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