水泳の全国高校総体(インターハイ)が先月15日から18日にかけ、高知県の高知市東部総合運動場くろしおアリーナで開かれ、日本大学藤沢高校の女子チームが3度目の総合優勝に輝いた。同校は4日間でインターハイ史上最高得点となる280点を獲得。2連覇した2019年以来、3年ぶりとなる栄冠をつかみ取った。
400mフリーリレーや、200m平泳ぎで中澤海凪さん(2年)が1位を取ったほか、自由形50mと100mで溝口 歩優さん(2年)と兼松さやさん(3年)が2位と3位に入るなど、多くの種目で上位にランクインした。延べ24人が決勝に進出。リレー種目を含めて19個のメダルを獲得し、存在感を示した。
猛追のリレー
勝敗を決めたのは、最終種目の400mメドレーリレー。第一泳者の戸津川莉央さん(1年)が背泳ぎで4位でつなぐと、平泳ぎの中澤さんが2位に追い上げ、前日100mバタフライで2位に入った山本けいとさん(3年)が勢いそのままにアンカーの兼松さんへ。大阪の四條畷学園を追い抜きトップに躍り出て、2位と1・09秒差をつけ逆転勝利した。
主将の宮根芽生さんは「1人はみんなのために、みんなは1人のために動けるチーム。がんばってくれた部員に感謝の気持ちでいっぱい」と振り返り、兼松さんは「自分が追い抜いてチームを優勝させるという気持ちで挑み、貢献できてすごく満足している」と語った。
エース選手が国際大会出場のため不在の中、チーム力での勝利。植村弘顧問は「それぞれが精いっぱい泳いで出した自己ベストに結果がついてきた」と選手を称えた。
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