競泳の世界ジュニア水泳選手権が8月30日から9月4日にペルーのリマで行われ、日本大学藤沢高校1年の平井瑞希さん(15)=アリーナつきみ野SC=が女子100mバタフライと400mメドレーリレーで2冠を果たした。
100mバタフライの記録は59秒53。「狙っていた『インターC』には届かなかった。でも優勝できたことはよかった」と振り返る。
インターCは日本水泳連盟が定める全世代を対象にしたトップ選手が目指す標準記録の1つ。世界から集まったジュニアトップ選手たちの頂点に立ったものの、満足はしていない。
レースでは「ひとかきでたくさん進むこと」を課題に挑んだが、「緊張で力が入りすぎてしまった」と反省の弁。15歳ながら、すでに視線は世界の大舞台をにらむ生粋のアスリートだ。
愛知県出身。兄や姉の影響で4歳から遊びとして水泳を始めた。成長する喜びから競技に夢中になり、小学校3年生で全国大会出場。5年生で全国大会初制覇し、注目を集めた。
水泳の魅力を「自分でいろいろ考えたりとか、試行錯誤しながら早くなること」。コーチからの指導はもちろん、自らもトップ選手たちの泳ぎを見て研究しながら練習を重ねている。反面、「思うように泳げなかったことがつらい」と思うこともあるが、「次の目標に向っていこう」と気持ちの切り替えで乗り越えてきたという。
泳ぎの強みは「キックの強さ」。スタートからのスピードを生かすスタイルだ。
あす17日からは栃木国体への出場が控える。「次の目標は、国体でインターCを切って、来年開催の世界水泳のA代表に入ること」。決意を胸に、次のステージを見据えた。
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