てんつくてんピーヒョロてんつくてん--。
御所見地区を拠点に活動する「打戻祭りばやし保存会」の子どもたちが3年ぶりに開催される藤沢市民まつりに向け、太鼓の練習に励んでいる。コロナ禍で数年思うような活動ができずにいたが、新たに9人が加入し、同保存会会長の金子初夫さん(70)は「打戻に伝わる祭囃子を絶やさないよう、年代を超え全員で伝統文化を繋いでいきたい」と意気込む。
8月20日の午後7時、打戻の宇都母知神社の境内に祭囃子のにぎやかな音色が響き渡った。同保存会は、宇都母知神社の例大祭をはじめ地元の行事で祭囃子を披露している。新型コロナウイルスの影響で活動が停滞していたが、今年5月、3年ぶりに新メンバーを募集。例年加入者は2、3人ほどだったところ今年は5歳から小学6年生の子どもたち9人が加わった。金子さんは「久しぶりに活気が戻った。本当にうれしい」と話す。
この日はOBを含めた月に1回の合同稽古を実施。先輩の演奏する姿を見てリズムを合わせ叩き方を真似るなど熱心に取り組んでいた。
今年加入した吉池蓮さん(御所見小学校・6年生)は「太鼓を叩くのが楽しそうだと思って入った。早く上手くなりたくて家でも自主練習をしている」と話した。
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