新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、藤沢市は10月1日からオミクロン株に対応した新ワクチンの接種を開始する。対象は2回以上接種し、前回から5カ月が経過した人。これまで60歳以上か基礎疾患がある人などが対象だった4回目接種も、同日から12歳以上の全市民に拡大する。
新ワクチンは、従来型にオミクロン株「BA.1」の成分を組み合わせたもの。厚生労働省によると、「オミクロン株に対して従来型を上回る重症化予防効果とともに持続期間が短い可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果も期待される」という。
市では10月1日から3・4回目接種に使用するワクチンを新型に切り替える。同日から医療機関での個別接種、15日から集団接種を開始し、個別ではファイザー社製(12歳以上)、集団ではモデルナ社製(18歳以上)を使用する。個別は順次、集団については9月21日に予約受付を開始した。1・2回目で新ワクチンは使用できない。
また、1日から4回目接種の対象者を初回接種を完了した12歳以上の全ての市民に引き上げる。これまでは▽60歳以上▽基礎疾患がある▽医療従事者・高齢者施設従事者―に限定されていた。
予約には接種券が必要で、市では3回目接種から5カ月が経過する18歳以上の人にすでに送付。12歳以上17歳以下の人には10月4日から発送を開始するとしている。問い合わせは市コロナワクチン専用コールセンター【フリーダイヤル】0120・800・071。
感染者77日ぶり2ケタ台
藤沢市は20日、新型コロナウイルスの新規感染者が95人だったと発表した。感染者数が2ケタになったのは7月5日以来77日ぶり。オミクロン株の流行による「第7波」で8月には過去最多となる1万6757人の感染が明らかになったが、9月に入りピークを越えたと見られる。
直近7日間(9月14日〜20日)では、新たに1168人の感染が判明。前週(7日〜13日)比で431人減少した。
年齢別では、10歳未満が最多で302人、以下、40代192人、10代176人、30代158人、50代114人、20代111人、60代56人、70代38人、80代14人、90代7人と続いた。総数は減少傾向にあるものの、市内小学校で学級閉鎖が相次いでおり、児童と保護者の年代で感染が広がっているとみられる。
市保健予防課では「これまでの”波”でも増減を繰り返しており、これまでの傾向から年内に再び増加に転じる可能性もある。引き続き感染対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けている。
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