「ふじさわプラス・テン」プロジェクト代表で、市の健康増進活動に尽力する 小熊 祐子さん 遠藤在勤 55歳
健康は無理なく楽しく
○…健康のため「あと10分」体を動かす「ふじさわプラス・テン」プロジェクトの代表を務めるなど、10年近く藤沢市の健康づくりに尽力してきた。10日に初開催された「スポーツシンポジウム」では基調講演を行った。「健康づくりはみんなで楽しみながら」。無理のない範囲での健やかな生活を促す。
○…大学時代、医学部で研修を受けた経験を機に、人々の健康づくりに注力したいと思い立った。脳卒中や心筋梗塞の患者に接し、生活習慣の改善など日々の心掛けにより病気の予防の余地があると感じていた。ハーバード大学公衆衛生大学院に留学し、運動疫学を修得。帰国し、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの大学院で藤沢をフィールドに研究を重ね、2013年からは、ふじさわプラス・テンの活動をスタート。市と協働で、永く健康に過ごせるまちづくりを目指し、仕掛けてきた。
○…「専門家が健康づくりを呼び掛けるだけ、リーフレットを配るだけでは市民に浸透しない」。スポーツ団体に限らず地域団体を回り、共に体を動かしながら運動の習慣化の大切さを伝えてきた。印象に残っているのは、運動に馴染みがない人の「少しの時間動かすだけでも、肩こりに効いて気持ち良いのね」という言葉。研究を実践し波及させていくことの重要性を実感した。「元気に過ごせる毎日を、皆さんと考え作っていきたい。これからも一緒に」
○…全市における振興は、スポーツをしている人だけでは達成できない。観戦などを含め、スポーツとの関わり方は様々で間口は広い。何よりも大切なのは、楽しく自然と運動を継続できること。「『気が付いたら健康になっていた』『毎日が充実している』そんな藤沢に」。
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