鵠沼松が岡在住の景山愛子さん(44)と辻堂在住の瀬下絵里子さん(41)が今夏、ロングボードで日本プロサーフィン連盟のプロ公認資格を揃って獲得した。今日から宮崎県で開催されているシーズン最終戦に出場する。藤沢の海岸で共に技を磨き、切磋琢磨してきた2人。40代、かつ女性でのプロデビューは珍しく、「アラフォーの星、”オールドルーキー”としてがんばりたい」と声を揃える。
景山さんは29歳、瀬下さんは25歳で、共に友人に誘われたことをきっかけに波乗りデビュー。「波との一体感やどこまでも自由」なサーフィンに魅了された2人。それぞれサーフィンのしやすい環境を求め、辿り着いたのが藤沢市だった。
アマチュアながら全国大会に出場し地元でも知られる存在だった瀬下さん。景山さんは瀬下さんを「モコさん」と慕い、瀬下さんも成長著しく大会で頭角を現すようになった景山さんを「あいこちゃん」と呼び、交流を深めるように。
転機は2019年のオーストラリア大会。共に参戦した2人は「ずっとサーフィンを続けたい」と共通の思いを確認。「プロになったら見える世界が変わるかも。一緒にだったらがんばれる」とプロへの挑戦を決めた。
コロナ禍の中で試合中止が続いたが、今年春に待望のシーズンが開幕。景山さんは7月宮崎県で開催された「日向トライアル」で高得点を記録しプロ公認資格を獲得。瀬下さんは9月に茅ヶ崎市で開催された「クリオマンション茅ヶ崎ロングボードプロ」で高得点を記録しプロとなった。
「練習嫌いだが本番に強い」瀬下さんと、「コツコツ重ねる努力型」の景山さん。正反対だからこそ「相手のセンスをリスペクトして、お手本にしている」という。念願のプロデビュー戦を前に「いくつになっても楽しめるのがサーフィン。これからも楽しみ」と声を弾ませた。
![]() 大会に向け練習する景山さん(左)と大会で技を決める瀬下さん(右)
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