リモートワークは個室でどうぞ――。
藤沢市役所5階にある市民ラウンジに1日、 パソコンを使った作業ができる完全個室型ブース2台が設置された。県内の行政施設としては初といい、コロナ禍で一般化したウェブ会議などでの需要を見込む。
個室型ブース「RemoteworkBOX」は高さ約2m×幅1m×奥行1・3m。1人用で机と椅子、電源、無料のWi-Fi(公衆無線LAN)などを完備する。
利用は15分125円。土日祝日を含めた午前8時30分から午後9時まで利用でき(年末年始を除く)、ブースを運営する「2Links」(東京都港区)のウェブサイト(http://remotework-box.jp/)で会員登録(無料)。オンラインから予約する。
市によると、設置場所の市民ラウンジにはベンチが設置されているが、昼休みの時間以外はほとんど利用されていなかった。空きスペースを有効活用するため、コロナ禍で需要が高まっているリモートワーク用のブースを設置することにした。
市と同社との連携事業で、電気代を除いた市の費用負担はなく、売り上げの15%を設置料として市が受け取る。市デジタル推進室は「来庁者の利便性が向上し、市の新たな歳入にもなる。仕事や学習に役立てもらえれば」と話す。
災害時は避難者や帰宅困難者のプライバシーを確保する場所として無償で開放するという。
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