県立湘南高校(鵠沼神明)合唱部の生徒らが12月16日(金)、鎌倉芸術館小ホールで開かれるチャリティーコンサートでプロピアニストと共演する。半月後の本番に向けて練習も熱を帯びており、生徒らは「平和への思いを音楽で届けたい」と意気込んでいる。
「今のところはもう少し響きが欲しいね。段々良くなってきた」。先月15日、同校音楽室のリハーサルで、合唱部顧問の岩本達明教諭の指導で生徒らが歌声を響かせた。公演には1、2年の男女36人が出演する。
演奏会は「大地の詩チャリティーコンサート2022〜未来の子どもたちへ」と題し、横浜市在住のピアニスト、西本梨江さん(45)が企画。飢餓のない社会に向けて「音楽でできることを」と2001年から19回にわたり実施しており、今回も収益の一部を国連食糧農業機関(FAO)に寄付する。
共演するのは、西本さんが作曲した「SDGs〜誰一人とり残されない世界のために」。コンサートではほぼ歌詞をつけずに母音で歌う合唱版として初披露する。
リハーサルを振り返り「若い皆さんのみずみずしいエネルギーが曲に吹き込まれた。音楽を通じたメッセージを多くの人に共感してもらいたい」と西本さん。同部部長の出浦梨玖さん(2年)は「ウクライナ情勢で世界が揺らいでいる。平和の願いを歌と旋律で届けたい」と意気込んだ。
午後7時開演。全席指定4千円。演目は「戦場のメリークリスマス」「自由の大地」ほか。問い合わせはtvkチケットカウンター【電話】0570・003・117。
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