湘南地域で能力を磨いた新人看護師らに18日、「湘南ナース」の称号が贈られた。同日、授与式が藤沢市医師会館で行われた。今年度は46人が誕生し、知識と技術を今後の地域医療に役立てることを誓った。
湘南ナースは湘南東部医療圏(藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町)で看護師の人材不足の解消や育成を目的とした事業。養成プログラムを経て、一定水準以上の看護実践能力がある人に独自の称号が与えられる。参加者らは研修で「感染看護」「スキンケア」「フィジカルアセスメント」などの講義や実習を重ねてきた。
この日、看護師代表として檀上に立った森本亜侑美さん(藤沢湘南台病院勤務)は「3年間でたくさんの地域医療関係者の人たちにお世話になった。学んだ技術と知識で湘南地区の医療に貢献したいという気持ちが高まった」と話した。
同事業を推進する湘南ナース総合支援センターは2013年に設立。以降、賛同する医療機関は増え続け、現在12病院4クリニックが協力し、これまでに211人の湘南ナースが誕生している。
この日訪れた鈴木恒夫市長は「2市1町の市民が活躍に期待している。看護の心、助け合いの心をもってがんばってほしい」とエールを贈った。
授与式後は記念講演会も行われ、新たな湘南ナースや来年度受講する学生らも参加し、真剣な表情で講師の話に耳を傾けていた。
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