藤沢署の新署長に前関東管区警察局高速道路管理官の阿部勇氏=写真=が13日付けで着任した。
昨年開署から150年の節目を迎えた同署。代114代目署長への就任に「光栄に感じるとともに重責に身が引き締まる思い」と襟を正す。
人口44万人を超え、なお流入が続く藤沢市。人口増加や街の発展は豊かさを生み出す反面、犯罪の温床にもなる。新型コロナ禍が明ければ、さらに拍車がかかろう。そうした社会情勢を踏まえ、「どう先読みして治安維持にあたるか」。安心全然の先見性を重視する。
曰く、「異色な警察人生」。総務、警務、広報県民課、関東管区警察学校教官など、さまざまな職場を渡り歩いてきた。「警察幹部には大抵長く携わった"畑"があるが自分にはない」と笑う。
一方、多様な経験から培ったコミュニケーション力や柔軟な発想は自らの長所だ。「署員、街の人々、分け隔てなく声を聴いていきたい」。だから訓示ではこう呼び掛けた。「『総合力』でこの街を守っていこう」
週末は官舎周辺をジョギングし、汗を流す。「かつて宿場町だった藤沢は歴史的な建物が散見され、風情があるまち」。57歳。警視。
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