江ノ島電鉄は15日、首都圏の鉄道事業者としては初めてクレジットカードのタッチ決済による乗車を導入した。全15駅に専用の読み取り機を設置し、交通系ICカードと同様、カードをかざすだけでスムーズな乗り降りが可能になった。
現在使用できるのは、Visa、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナーズクラブ、ディスカバーの5社。銀聯(ぎんれん)とマスターカードも順次追加する。タッチ決済に対応していれば、現金をチャージすることなく乗車できる。
江ノ電沿線は住宅地と観光地が混在しており、観光シーズンになると観光客が局地的に集中する「オーバーツーリズム」が課題となっている。同電鉄によると従来、外国人観光客が券売機に列を作ることも珍しくなかったといい、乗降を円滑にすることで混雑の緩和を図るという。
タッチ決済導入の意義について、同電鉄の担当者は「外国人観光客のみならず乗降客全般の利便性が高まる。沿線での買い物利用など、地域経済への波及にもつながれば」と期待した。
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