起業や新規事業を目指す事業者らが入居する研究開発施設「湘南藤沢インキュベーションLABO」(遠藤2020の5)が完成し、18日、開所式が開かれた。製造業に特化したインキュベーション(起業家育成)施設は全国的にも珍しいといい、関係者らが新たな拠点の完成を祝った。
建築したのは(株)セット(南藤沢)。市内に3つのシェアオフィスを展開してきた実績があり、化学や素材、IOTなどの分野を想定した新たな拠点づくりを進めていた。
市北部の準工業地域に立地し建物は鉄骨造2階建て、延べ床面積は866平方メートル。500〜1千kg/平方メートルの耐荷重性能があり、18ある全室に電灯・動力・上下水道を備える。
製造業の起業家支援施設としては北部に中小企業基盤整備機構が運営する「慶應藤沢イノベーションビレッジ」(SFC-IV)があるが、公的施設には入居期限が設定されており、大型機材を要する製造業については退去後の受け皿が市内に不在だった。
式典で、同社の谷賢一郎社長は「地域、行政と連携を深めながら藤沢の未来に向けてがんばっていきたい」と述べ、官民連携による起業家支援に意欲を見せた。
来賓で訪れた鈴木恒夫市長は「市としてもスタートアップ支援に力を入れていく。オール藤沢で起業家の夢と希望を叶えるためにがんばりたい」と述べた。
同社によると、開所時点で7社の企業が入居しているという。
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