集中豪雨や台風発生時に迅速に対応することを目的とした「藤沢市水防訓練」が先月26日、市消防防災訓練センターで行われた。コロナ禍や悪天候での中止を経て4年ぶりの実施となった。
藤沢市建設業協会、市消防団、市職員が約290人参加。訓練は、梅雨前線が関東地方沿岸に停滞中に台風が接近した状況のもと、低地での浸水や河川の増水が進んできた想定で実施した。
土のうを使った低地浸水防ぎょ訓練では、新採用職員らが班に分かれて袋に土を詰めて手早く約800個を作成。その後浸水した想定の場所に運び、積み上げ即席の堤防を築いた。
市建設業協会によるドローンを活用した情報収集や仮設人道橋設置、消防団によるFRPボートの組み立て、消防部隊による救出救助も行われた。さらに、今回初めて、昨年配備した遠距離送・排水システム車による排水訓練も実施した。
訓練を終え、阿部慎次市危機管理課長は「これから豪雨や台風の多い時期に入るため、建設業協会、消防団、行政が連携し災害への備えを行うことが重要。今回の訓練を生かし、市民の安全安心を守りたい」と話した。
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>