全国高校総体(インターハイ)サッカー競技の県2次予選が18日まで県内各所で開かれ、日大藤沢が準優勝で全国行きを決めた。2年連続10度目で、優勝した桐光学園(川崎市)とともに7月29日から北海道で始まる全国大会に出場する。
全国行きを決めた。日本一を目指す切符をつかんだはずだった。それでも、イレブンの表情は悔しさに満ちていた。
18日、日産フィールド小机(横浜市)で桐光学園と対戦した決勝戦。前半12分、ゴール前で選手が入り乱れる中ボールがゴールラインをすり抜けると、30分にも追加点を許して折り返し。後半も相手のペースに翻弄され2失点し、0-4の大差で苦杯を喫した。
5月の関東予選ではライバル校の湘南工大付に敗れ第2代表で本戦へ。決勝まで駒を進めるも実践学園(東京)に敗れ、「今度こそ勝って、神奈川1位で全国へ」がチームが掲げる命題だった。
「率直に残念。悔しいの一言」。全員の気持ちを代弁するかのように佐藤輝勝監督と佐藤春斗主将の言葉が重なり合う。
全国大会まであと1カ月。敗戦で学んだ課題をいかに消化し、チーム力を高められるかが目指す「日本一」へと駆け上がる欠かせない鍵だ。
指揮官が言う。「山に例えれば登っている最中が一番つらい。チーム全員が脱落せずいかに粘っていけるか」。佐藤主将は「残された時間でどこまでレベルアップできるか。日々の練習からこだわってやっていきたい」と前を向いた。
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>