3棟の商業ビルが並ぶ「藤沢駅南口391地区」を巡り、藤沢市は21日、同地区の再開発事業を都市計画決定した。3棟を一体化し、駅直結の商業や業務、宿泊機能を備えるビルに一新する事業が大きく前進したことになり、早ければ2029年にも駅前で最大規模の複合ビルが誕生する。
同地区には現在、フジサワ名店ビル、ダイヤモンドビル、CDビルの3棟が立地。1960〜70年代に完成して老朽化が進んでおり、2017年の耐震診断では2棟が「震度6以上の地震で倒壊または崩壊の恐れが高い」とされた。このため同年に再開発に向けた準備組合が発足。22年3月、市に都市計画の決定と変更を提案していた。
対象区域はエリア中心の市有地を含む約5千平方メートル。事業計画ではビル3棟を一体化し、地上17階、地下2階建ての複合ビルを建設。1〜6階が店舗、7〜10階がオフィス、12階が多目的ホールなどで、13〜17階にホテルを配置する。
今後、準備組合は県の認可を経て本組合に移行。権利変換計画の認可などを経て29年を目標にビルの整備を目指す。
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>