子どもの夏風邪が全国的に増加傾向にある。
藤沢市教育委員会学務保健課によると、10日現在、市内小学校では2クラスで学級閉鎖が報告されている。市内中学校での学級閉鎖は発生していない。
学級閉鎖は、クラスの児童・生徒の2割が欠席すると検討が行われる。同課では「コロナ前は、夏に学級閉鎖はあまりなかった」とし、「近年は、インフルエンザやコロナ以外の病欠での学級閉鎖も増え、傾向の変化を感じる」と分析する。
また、乳幼児がかかりやすい夏風邪の一種である「ヘルパンギーナ」についても、全国的に感染が増加している。
高い熱やのどの奥に痛む水ぶくれ様の発疹があらわれる病気で、夏に流行がみられる。小児科定点として定められた医療機関からの報告で毎週件数を集計しており、藤沢市では10カ所の定点で集計を行っている。
市保健予防課によると、今年は5月中旬から件数が増加し、6月26日から7月2日の定点あたり報告数は4・7。昨年の同時期は0・1、一昨年は0だった。
ヘルパンギーナは定点あたり報告数が6を超えると流行警報が発令される。県全域では6月中旬から警報レベルとなっており、横浜市、川崎市、茅ヶ崎市などでも警報が発令されている。同課では「藤沢市内ではまだ警報レベルには達していないが、昨年に比べ増加しているので、注視していきたい」と話す。ヘルパンギーナは咳による飛沫や便から排出されたウイルスなどによって感染する。予防にはせっけんでの手洗いや、タオルなどの共用を避けることなどが有効となる。
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