藤沢市山岳・スポーツクライミング協会に所属する小屋松恋(れん)さん(横浜隼人高校1年)、望月萌叶(もか)さん(荏田高校1年)、濱田琉誠(りゅうせい)さん(藤が岡中学校3年)の3人が8月18日から27日にかけて韓国・ソウルで行われる「IFSCクライミングユース世界選手権ソウル2023」に出場する。世界から選手が集うハイレベルな試合を前に、藤沢市下土棚のクライミングジム・J―WALLで練習に取り組む。
世界各国の若手クライマーが集う同選手権。3月から6月に行われた日本選手権の結果などを基に選考が行われ、日本山岳・スポーツクライミング協会が先月17日に日本代表選手を発表した。
種目は、制限時間内に高さ約5mのコースをクリアできた数を競う「ボルダー」、壁の支点にロープをかけながらコースをのぼり高さを競う「リード」、15mのコースをいかに早くのぼるかを競う「スピード」の3種類。年齢ごとにカテゴリーが分かれ、小屋松さんはボルダーとスピード、望月さんはリード、濱田さんはボルダーとリードに出場する。
昨年に続き2回目の席選手権出場となる小屋松さんは、長身をいかして男子の動き方を参考に、筋力と体幹の強化に取り組んできた。昨年はスピードで11位。今回は「両方とも優勝」と目標を掲げる。
望月さんは、世界大会は初出場。リードは他の種目に比べ競技時間が長いため、集中力の維持が鍵になる。コースをのぼる回数を増やし、持久力アップに励む。「けがをしないように、自分の力を出し切りたい」と意気込む。
小学生の頃から大会に出場し、多くの優勝経験を持つ濱田さんは、初の世界選手権に「リードでは消耗をおさえるためのリズム感あるのぼり方を、ボルダーでは順位に影響がでないよう、1回の挑戦でクリアできるようにしたい」と、調整を繰り返している。目指すのはもちろん両種目での優勝だ。
同協会の東昭一会長は「3人の選手は皆実力があり、レベルの高い世界選手権でも良い成績を出してくれると思う」と期待を込める。
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