神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2023年9月1日 エリアトップへ

藤沢市 問い合わせ窓口を一元化 10月に「コンタクトセンター」開設

社会

公開:2023年9月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

 藤沢市は10月から、電話などで寄せられた行政サービスに関する質問や各課への取り次ぎ業務を、新設する「市コンタクトセンター」に一元化する。これまでの市コールセンターは廃止し、市の代表電話に集約。ポータルサイト上にデータを蓄積し、さまざまな問い合わせにワンストップで応じる体制を構築する。全国的にも先進的といい、市はDX(デジタルトランスフォーメーション)化の促進を図る考えだ。

 市は行政手続きの電子化や事務の効率化を進める「デジタル市役所」の実現を掲げており、「藤沢DX」の推進を重点施策に位置付けている。

 これまでは各課に取り次ぐ代表電話と個別の質問に応じるコールセンターがあったが、問い合わせ件数や解決率に課題があった。

 そこで市は、システムの構築で全国的に実績のある「ベルシステム24」(東京都港区)など民間3社を含む4者で協働し、新たな仕組みをつくることにした。

 ポータルサイトでは、市民が問い合わせ内容を検索できる「FAQ(よくある質問)」を実装。質問が解決しない場合、オペレーターとチャットを通じて質問することもできる。また電話での問い合わせについても、研修を受けたオペレーターが一時対応。取り次ぎ希望や回答できない場合は各課へとつなぐ。

 FAQの履歴データは蓄積し、システムの運用会社が定期的に分析。応答内容の精度向上や照会時間の短縮など改善に役立てるという。

 先月25日の記者会見で鈴木恒夫市長は「藤沢DXの第一歩ととらえている。デジタル化を加速し、市民一人ひとりのウェルビーイング(心身の健康や幸福)の向上を目指したい」と述べた。

人材育成講座も

 市は同事業で協働し、市にシステムを提供する「Service Now Japan合同会社」(同区)が実施するデジタルスキル習得などに関するプログラムに市民枠を設ける。市役所に限らず人材育成を推進することで、市域内のDX化を後押しする。

 第1弾は就労支援などを目的に12月から「女性のリスキリング」に焦点を充てたプログラムを実施予定。10月頃に受講者を公募するとしている。

藤沢版のトップニュース最新6

市歌が発車メロディーに

JR藤沢駅

市歌が発車メロディーに

10月1日から使用開始

9月6日

50年の歴史に幕

イトーヨーカドー藤沢店

50年の歴史に幕

来年1月13日に閉店へ

9月6日

「逃げる」選択できる社会へ

「逃げる」選択できる社会へ

自殺対策 学生団体訴え

8月30日

体育館に空調整備へ

藤沢市

体育館に空調整備へ

小中学校6校が対象

8月30日

藤沢丸ごと芸術の場に

藤沢丸ごと芸術の場に

「建物を持たない劇場」始動

8月23日

ダイビング拠点を整備

片瀬漁港

ダイビング拠点を整備

地域活性や藻場再生視野

8月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook