さまざまな発想で浮世絵に描かれた東海道を紹介する展示会「アナザー東海道 東海道の多様と異様な描き方」が、辻堂神台の藤澤浮世絵館で12日から始まった。11月5日(日)まで。
同館所蔵の浮世絵や版本、絵図地図など80点を展示し、多様な東海道の描かれ方を紹介する。
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浮世絵風景画において、東海道のスタンダードな描き方の流れを作った歌川広重「東海道五拾三次之内」(通称:保永堂版)。
その影響は絵師や後世に伝わっている一方で、ほかの絵師も「東海道の風景」を多様な発想で描いている。特徴的な作品としては、宿場を盆栽風に表現した歌川芳重「東海道五十三次駅 鉢山図絵」。「異様」とも思える表現が見られる。
同館担当者は「東海道の風景が、浮世絵だけでなく屏風や絵巻などさまざまな形で表現されているところに注目してほしい」と呼び掛ける。
入館無料。午前10時から午後7時。月曜休館。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。
学芸員解説は9月23日(土)、10月22日(日)。午前11時、午後3時の2回30分。定員30人(事前申込不要、当日先着順)。
広重研究者の展示も
同期間、藤沢市民ギャラリー(ODAKYU湘南GATE6F)常設展示室では、関連展示「アナザー東海道 広重研究者による、もうひとつの物語」を開催。広重研究者の池内俊雄さんの論考をもとに、広重のスケッチ原画と浮世絵の相関関係を探る。
午前10時から午後8時(土日祝は6時)。10月16日(月)は休館。
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