藤沢市が「八部球場」(鵠沼海岸)の改修に向け、8月から藤沢市が開始したクラウドファンディング(CF)が奏功している。市によると、11日の時点で目標額の倍以上の約780万円が集まった。
同球場は1970年に完成し、市内で唯一観客席を備える球場として夏の甲子園の神奈川大会会場になるなど、野球ファンに長年親しまれてきた。85年の全面改築をはじめ数度にわたって部分的な改修を行ってきたが、施設の老朽化が進み、特に3塁側では防護マットやフェンスなどの損傷が目立っていた。
市では、改修費として今年度当初予算に2180万円を計上していたが、財政負担をおさえるため、個人や企業を対象に寄付を募るCFを実施。目標を300万円とし、インターネットと専用の申込用紙で寄付を募った。
市スポーツ推進課によると、寄付開始から1週間ほどで市内企業からの大口の寄付が続き、8月23日の時点で目標を達成したという。その後も寄付が続き、11日現在で個人から81万円、企業から702万円の寄付が集まった。
個人で1万円以上の寄付をした場合、球場入口に設置予定の記念銘板への氏名掲載などがあり、企業からの寄付は、防護マットや観客席内(50万円〜)、記念銘板(3万円〜)などに団体名が掲載できる。掲出期間は10年間。受け付けは11月17日まで行われている。
目標を大幅に上回る寄付に同課では「八部球場や藤沢市を愛してくれる多くの気持ちをいただき、本当にありがたい」と感謝の言葉を話す。
今後、同球場が休場となる来年1月から2月にかけて改修工事や記念銘板などの整備が進められ、3月からは改修後の同球場が利用できる予定という。
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