インターネット上のメタバース(仮想)空間と藤沢駅前のサンパール広場を連携させた障害者のアートイベントが11月12日(日)に開催される。
メタバース空間の展示はイベントに先駆け5日(日)午後7時からスタート。企画を主導する認定NPO法人藤沢市民活動推進機構では「多くの方に参加してほしい」と呼び掛けている。
メタバース空間では、自分の分身であるアバターを作成し、動きまわることができる。インターネットにつながるパソコンやスマートフォンなどがあれば世界中誰もが参加が可能だ。
「FujisawaメタパラダイスofArts」と題された同企画。市内の養護学校や、公募で寄せられた作品のほか、カンボジアの障害者のアート作品約200点をメタバース空間画像として展示。来場者はアバターを使って自由に鑑賞できる。
12日の午後7時からは初めて3D化された市公式キャラクター「ふじきゅん♡」を探すイベントなどや障害者支援のフォーラムなどを予定している。
同日のサンパール広場のイベントは午前11時からで、仮想空間の体験会のほか、音楽演奏やアクリル板のオブジェ作りを実施(要予約)。その作品が展示場に持ち込まれるなどしてメタバース空間と連携する。
自由な発想楽しんで
イベントテーマは無限の可能性に飛び込む意味を込めて「DIVE」とした。同NPOの五十嵐めぐみさん(46)は「障害者を含め、外出が困難な人たちも参加することができ、社会との接点を増やすきっかけになる。自由な発想で作られた障害者アートを多くの人に知ってもらえたら」と期待を込めた。
詳細は公式サイト(「SDGs湘南」で検索)へ。問い合わせは同NPO【電話】080・5957・0679。
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