藤沢市を拠点とするプレス工業陸上競技部が3日、埼玉県で開催された「第64回東日本実業団対抗駅伝」で9位となり、4年ぶりに全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)への出場を決めた。全日本大会は来年1月1日に群馬県で開催される。
東日本大会には36チームが出場し、上位12チームなどが全日本への切符を手にする。プレス工業は、1区から大川歩夢選手(22)が4位でたすきを繋ぎ、3区の橋本龍一選手(26)は区間新記録で通過圏内をキープ。続く区間では、今年の世界陸上に出場した砂田晟弥選手(22)や、キャプテンの滋野聖也選手(26)などが順位を保ち、9位でゴールした。
1区の大川選手と最終7区の坂本健悟選手(23)は今年入部。大川選手は「デビュー戦で会社を背負うプレッシャーもあったが、本番は力通りの走りができ、1区から良い流れを作ることができた」と今回のレースを振り返った。
同部の下里和義監督が着任後、初の通過となる。下里監督は「5区までは順位を上げ、後半6、7区で粘るという戦略をとった。3区からは不安もなく通過できた」と話した。
普段は境川沿いのサイクリングロードなどで練習する。「今年はキャプテンを中心にミーティングを重ねるなど、チーム内の雰囲気も良い」とし、「選手以外の部員やスタッフ、また地域の皆さんの応援に支えられ、全員で勝ち取った全日本だと思う」と語った。
全日本の目標は、同部過去最高の10位台。大川選手は「インパクトを与えるレースがしたい」と抱負を述べた。
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