神奈川県はこのほど、藤沢市を含む県内12市6町に給水する県営水道料金を段階的に値上げする方針を明らかにした。今年10月に平均16%値上げし、段階的に3%引き上げ、2026年10月から同22%値上げとする。
県水道部経営課によると、大規模災害など緊急時に備えた耐震化や浸水対策に伴う支出増加に対し、水需要の減少による減収により、財政収支が約450億円不足する。
昨年9月の県審議会の答申では平均改定率25%の値上げが提案されていたが、同12月には物価高騰などを考慮した県議会からの意見を踏まえ、22%まで圧縮した経緯がある。
県企業庁が昨年12月に示した改定案では、値上げを1年ごと3段階に分けて実施。最終的に平均改定率を22%とし、不足分を補う考えだ。
同課では、4人世帯(46㎥)では現行1カ月に3076円のところ、10月以降、3683円→3779円→3873円に段階的に引き上げになると試算。単身世帯の料金は従来の基本水量を8㎥から4㎥に見直し、現行781円の基本料金が同932円→956円→979円となる見込み。
改定は06年以来18年ぶりとなる。条例改正案は2月の県議会第1回定例会で提出される。
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