「ぼくたち、わたしたちの未来の世界」をテーマにした「第28回かながわ夢絵コンテスト」の審査結果が先月発表され、日本大学藤沢小学校2年の森井彩佳さん(8)の作品が最優秀賞に選ばれた。NPO法人こどもネットミュージアムが主催する県最大級の小学生絵画コンクールで、3052点の応募があった。
「みらいの国へ」と題した森井さんの作品には、子どもたちを乗せた江ノ電やクジラ、ウミガメ、キリン、浦島太郎と人魚姫などが描かれている。絶滅の危機に瀕する生き物や海洋ごみがそれらに及ぼす影響についてテレビ番組などで知り、「どんな生き物も安心して生きていける世界になってほしい」と願いを込めて制作した。
電車が屋根の上に大きな網をつけて走りながら海中のごみを集めるというアイデアも絵画で表現。審査員から「電車に乗って未来の国へ向かう様子は、希望に満ちあふれていて素晴らしい」と講評を受けた。
図画工作が大好きな森井さん。昨年の夏休みに自由課題の一つとして作品を描き、約3日間で完成させた。受賞に「最初は現実なのかなと思ったけれど、とてもうれしい」と笑顔を見せる。
担任の渡邊佳奈教諭は「夏休みの図工の自由課題は9つあり、彩佳さんは全部に取り組んだ。芯が強く、一つひとつの課題に思いを持ってがんばった」と称える。藤沢市の小中学校防火ポスターコンクールでは低学年の部優秀賞も受賞した森井さん。「もっと大きな画用紙に絵を描きたい。将来の夢は先生」
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