藤沢市は今夏、家族を亡くしたときの行政手続きを支援する「おくやみ窓口」を設置する。窓口で故人ごとに必要な手続きを抽出し、申請方法などを案内。遺族に寄り添い、負担軽減を図る。
厚生労働省が発表する人口動態統計(2022年)では年間の死亡数は156万人を突破。前年比約12万人増で、藤沢市でも死亡届け出件数が年々増加している。
親族が亡くなった場合、戸籍や保険年金、高齢者・障害者支援など行政手続きが複数の課にまたがるケースが多い。遺族は担当する課を一つひとつ回って手続きをする必要があり、手続きが煩雑だった。
市は21年6月に家族が亡くなった後の行政手続きをまとめた「市おくやみガイドブック」を発行。従来は市民窓口センターが案内を担ってきたが、住民ニーズの高まりを受け、専用の窓口を開設することにした。市は窓口の設置・運営費用として24年度当初予算に72万9千円を計上。相談は専用ダイヤルから予約制で受け付ける。
同センターでは「専用の窓口を置くことでより丁寧に分かりやすく案内することができるようになる」と意義を説明する。近隣市では鎌倉市や平塚市などが同様の窓口を設置している。
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