白亜紀最強…否、「最速」は誰だ――。
恐竜の着ぐるみ姿で砂浜を駆ける「ティラノサウルスレース」が6日、鵠沼海岸の砂浜で行われた。赤、青、紫などカラフルな姿の約350人が砂浜に集結し、”ティラノ界”の頂点を競った。
「皆さん、おはようございます。ガオー!」
司会の男性があいさつすると、ティラノサウルスに扮(ふん)した老若男女が一斉に雄たけびをあげた。
ティラノサウルスレースは米国発祥。色とりどりの恐竜が集まるユニークな光景が人気で近年国内各地でも開かれている。同イベントは「走る楽しさを知ってもらおう」と有志から成る実行委員会(坂本智史実行委員長=人物風土記で紹介)が主催。年2回開催し、5回目を迎えた。
この日は各年代ごとに「成獣」「幼獣」「ちびっこ」が設けられ、30mや100m走などを実施。海から吹きつける潮風に悪戦苦闘しながらもゴールテープめがけて全力ダッシュした。20代のレースで優勝した川崎市在住の女性は初めての参加。「楽しかった。良い連休最終日を送れそう。また参加したい」と笑顔を見せた。