藤沢市は20日、2024年4月1日時点で保育所に入所を希望する待機児童数が11人だったと発表した。昨年同時期比で8人増加となった。
市の発表によると、4月時点の保育所等利用申し込み児童数は8944人(昨年比34人減)で、入所決定児童数は8444人(同74人減)。特定の保育所を希望するなどの入所保留児童数は500人(同40人増)だった。この結果、国基準の待機児童数は11人。保育所定員数は8752人(同30人減)で、定員充足率は96・5%。藤沢市は子育て世代を中心に転入が増えているが、出生数減による少子化などで児童数は減少が続き、就学前児童数は昨年比885人減の19893人だった。
待機児童数と保留児童数が共に増加したことについて市保育課では「保育所不足や保護者の希望とのマッチングができなかったケースもあり、今後も需要への対応を進める」と話す。
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