2022年10月から一時閉鎖し、再整備が進められていた鵠沼海浜公園のスケートパークが1日、リニューアルオープンした。国際大会レベルの施設を備え、初心者向けのエリアも充実させるなど一新。同日、記念式典が行われ、関係者がスケートボードやBMXなどの新たな「聖地」の完成を祝った。
敷地面積は約1万6千平方メートル。約6700平方メートルのスケートパークと商業施設、公園などから成る。
前身の施設は01年に開業。施設の老朽化が進んでいたため、公園所有者の市が民間資本やノウハウを活用する「Park-PFI」(公募設置管理制度)を初めて採用。小田急電鉄を代表とするグループが選定され、整備を進めていた。
新たな施設は「育む」をコンセプトとし、愛称を「HUG-RIDEPARK(ハグ ライドパーク)」と命名。式典で同社の鈴木滋社長は「地域や競技者にとって大切な場所。鵠沼らしい、人が憩う場所として育てていきたい」とあいさつ。鈴木恒夫市長は「湘南のシンボルが一つ増えた」と完成を喜んだ。
この日は開園前から長蛇の列ができ、開園を待ちわびた競技者らで賑わった。赤羽中学校(茅ヶ崎市)2年の嶋邑仁さん(13)は同施設でキックボードを始め全国大会で優勝できるまでになったといい、「ここが自分の原点。世界大会に出られるように練習を重ねたい」と話した。
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