マネジャーとして3年間、チームを誰よりも真剣に見守ってきた。選手たちの戦績が振るわないとき、気が緩むとき、部員数が足りないとき。明るさと厳しさ、機転で乗り越えてきた。
昨年の秋の時点で選手は10人。秋季大会地区予選では3連敗を喫した。重くなる部内の雰囲気。そんな中で自身の方針は「ネガティブなことは言わない」。先輩たちから引き継いだ部を立て直す。個の力を鍛える冬場の練習をサポートした。定期的に投球や走力、体重を測定し、一人ひとりの力をデータ化。スコアの数値の管理などを担当した。
臨んだ春季大会地区予選では、初戦に敗退。2戦目の相手にも3回表まで4対0と先制され厳しい戦いとなったが、現体制初の公式戦勝利を収めた。「一人ひとりには技術があることを知っていたので、選手を信じることができた」という。
良い流れは続いた。4月には、新入生に向けた部活の説明会で人気お笑い芸人のパロディーをしながら野球部を紹介するというアイデアを発案、実行した。1年生が13人入部した。選手の倍増により、最後の夏に賭ける3年生のみならず、2年生にも良い刺激がもたらされた。
スローガンに「全力疾走、拍手、大声援、笑顔」を掲げる。個も集団も力を付けて臨む夏。「このチームで少しでも長くいられたら。最後はみんなのうれし涙を見たい」と微笑んだ。
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