神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2024年7月12日 エリアトップへ

個展「視座〜植物を視る・漂着物を視る」を開いている 米山 幸助さん 遠藤在住 41歳

公開:2024年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
米山 幸助さん

自然愛でる画家の「視座」

 ○…ビワやアジサイといった植物を描いた日本画のほか、片瀬東浜で拾ったボタンや洗濯ばさみなど漂着物によるコラージュ作品を「ART&CAFE 湘南くじら館」「コミュニティーカフェ 江の島むすぶ」で展示中だ。毛色の違った題材を取り上げた約40点を通して、自身の「視座」を紹介。「身の回りにあふれるものばかり。見方が変わってもらえれば」

 ○…村岡生まれ、遠藤育ち。サッカー少年だった一方、陶芸が趣味だった祖父の存在もあり、アートにも興味を抱いた。「好きなことを仕事にできたら」。予備校講師の勧めで日本画を専攻し、多摩美術大学へ。制作の取材として動物園や水族館に通い詰め、生き物や飼育設備といった人工物を描いた。「日本画は時間が掛かる」。鉱石を砕いて粉状にした岩絵具を溶かした膠(にかわ)と混ぜ、1色塗って乾かし、また何層にも色を重ねていく根気のいる作業。「だからこそ奥深い」と、その魅力を伝えるために絵手紙教室を開いている。

 ○…魚釣りがてら元々ビーチクリーンをしていたが、「拾っても拾っても自分の力だけではどうにもならない」と途方に暮れた。「でもよく見ると、カラフルでポップなごみたち。画材に使えないか」。自身のモチベーションを上げようと、コロナ禍前から漂着物での作品づくりに挑戦した。キャンバス1つに、1日1時間で採取したプラ片を無作為に貼り付けた集合体は日記のよう。ごみに新たな価値を与えた。

 ○…エアープランツを自宅で育てている。植物は好きだが、モチーフにしたのは初めて。「線の引き方、色の使い方など発見が多かった」。描くことは生活の欠かせない一部。人と自然との関わりを模索しながら、故郷の風景をくっきりと浮かび上がらせていく。

藤沢版の人物風土記最新6

中田 竜也さん

全国おやじサミットin藤沢の実行委員長を務めた

中田 竜也さん

羽鳥在住 48歳

9月6日

木津 潤平さん

「藤沢ランドスケープシアター」の企画・運営を手掛ける

木津 潤平さん

市内在住 55歳

8月30日

市川 榮一さん

今年自転車でアメリカ合衆国を横断し、全米一周を成し遂げた。

市川 榮一さん

善行坂在住 80歳

8月23日

丸山 宏さん

藤沢・茅ヶ崎・寒川を管轄する藤沢税務署の新署長となった

丸山 宏さん

東京都在住 59歳

8月16日

柳下 貴士さん

若者を応援する「キララ賞」を受賞した、「さんかく農園」の代表を務める

柳下 貴士さん

寒川町在住 30歳

8月9日

青山 夏実さん

藤沢市役所ロビーコンサートを主催する

青山 夏実さん

鵠沼在住

8月2日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook