藤沢市議会の広報広聴委員会では、市議会独自のアンケート調査を25日から実施している。同委員会委員長の栗原貴司市議は「市民の声を聞くという議員の原点に立ち返りたい」とし、「多くの市民にご協力いただき、市議会に役立てていきたい」と呼び掛けている。
今年6月定例会の同委員会正副委員長提案として実施が決まった。2012年に議会改革に向けて行った市民アンケートから10年以上の期間が経っていることを背景に、今の声を拾うこと、市議会の認知拡大、広く声を集める広聴機能の強化を目的としている。
認知の目安の一つ、藤沢市議会議員選挙の投票率をみると、1991年に50%台を割ると、2011年には30%台に突入。昨年の同選挙では前回(19年)から0・61ポイント回復したが、37・69%という結果だった。
アンケートの設問は4つ。▽市議会広報紙「ふじさわ市議会だより」を読んでいるか▽市議会ホームページの議会中継を見たことがあるか▽市議会に市民の声が反映されていると思うか▽市議会全般への意見・要望-となっている。
アンケートは年内に集計し、周知。今後の市議会活動に反映させていく。対象は原則藤沢市民で年齢などは問わない。「子どもから大人まで幅広く寄せてほしい」(栗原市議)としている。
回答は25日の藤沢市公式LINEのメッセージからか、市役所本庁舎の議会事務局、市内14地区の解答用紙で、締切は10月24日となっている。
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