県と湘南ベルマーレスポーツクラブが連携し、夏休みに子どもの居場所を提供する取り組みが始まった。藤沢市では先月30日から鵠沼公民館で初回が行われ、鵠沼、鵠洋、鵠南小の児童28人が参加した。
当日は朝から宿題をする「学びタイム」の後、同館ホールで体を使ったゲームをする「運動タイム」を実施した。児童らは同クラブ所属トレーナーの指導のもと、体でじゃんけんをする遊びや追いかけっこをして楽しく汗を流していた。
県福祉子どもみらい局の担当者は、近所のつながりが希薄化する中で、児童クラブの待機数が多い地域では、昼間に過ごす場所がないことを課題とした上で、「学校の垣根を越えて子ども同士がつながる場になれば」とした。
ベルマーレは今回、スポーツ指導のノウハウがあり地域に根差した団体として協力。同クラブの担当者は「居場所づくりのモデル創出につなげたい」と話した。
藤沢では今後、同3小学校の児童を対象に、今月中に2回実施予定。参加者募集はすでに終了している。
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