藤沢市管工事業協同組合(大野英二理事長)は先月17日、天神公園にある非常用の100t水槽(耐震性飲料用貯水槽)の操作訓練を行った。
同水槽は、震災などで水道管が破損し、各家庭で水道が使えなくなった時に飲料水を確保するための設備。市内では公園や市民センターなど50t一カ所含め16カ所にある。100t水槽では1万人が3日間生存できる水が備蓄されている。
発災時は、市民らが取水用の蛇口やポンプなどを設営しなければならなず、訓練はその備えとして地元自治会と六会市民センターが要望。市と防災協定を結んでいる同組合が講師となって実施されることとなった。
当日は同組合の災害対策委員長の葉山太一さんが「万が一の時、地元の皆さん自身がスムーズにできるよう一緒に訓練しましょう」とあいさつ。組合員は、センター職員、近隣の自治町内会メンバーらに、訓練用の貯水槽を使い、消火ホースや、エンジン式、手動式の両ポンプを通して取水するまでを指導した。
訓練を終え、葉山さんは「暑い中、皆さん熱心に訓練に取り組んでくれた。有事の際にはこういった努力が人の命を救う」と述べた。同センター職員は「皆さんの協力で実施できている。地域の防災意識の向上も図れた」と話した。
今回指導に参加した組合員は葉山設備工業(株)、(有)太陽ホーム産業、(有)神大設備工業、(株)カトー工業と同組合事務局だった。
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