人体と外気との熱のやりとりに関する数値「暑さ指数」をもとに、環境省と気象庁が定めた「熱中症警戒アラート」が今年度、藤沢市では9月11日時点で計35日発令されていたことが分かった。また、今年度から始まった「熱中症特別警戒アラート」については、1日も発令されなかった。
「熱中症警戒アラート」は、都道府県内におけるいずれかの観測地で、翌日・当日の暑さ指数の最高値が33(予測値)に達する場合に発表される。発令後は激しい運動を避けるなどの判断が求められる。市健康づくり課によると、同日時点で発令日数が26日だった昨年に比べ、7日増加しているという。
「熱中症特別警戒アラート」は、都道府県内のすべての観測地で暑さ指数の最高値が35(同)の場合に発表される。発令の際には、市の防災無線などを活用し、学校や企業などで運動、外出、イベントの延期やリモートワークに変更するか、などの判断がアナウンスされる。
アラートは10月23日(水)まで運用。同課は「9月に入ったが、残暑が厳しい日々は続いていく。水分をこまめにとるなど警戒と対策をしてほしい」と呼びかけている。
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