県は17日、県内961地点の基準地価(7月1日時点)を公表した。藤沢市内の平均変動率は、住宅地5・5%、商業地5・2%、工業地5・7%と、それぞれ上昇し、過去10年で最高の上昇率だった前年を上回った。
藤沢市内では、住宅地32地点、商業地9地点、工業地2地点が調査対象となり、新たに加わった2地点を除く全ての地点で上昇した。
住宅地の上昇率は県内市区町村別で大和市、川崎市幸区に次ぎ、藤沢市が3番目に高かった。1平方メートルあたりの平均価格は23万700円で前年比プラス1万1800円となった。
地点別では、鵠沼花沢町12の9が前年比プラス10・1%の37万円で、変動率・価格ともにトップに。変動率が2番目に大きい地点は辻堂3丁目で前年度比プラス9・6%、価格が2番目に高い地点は湘南台4丁目で33万8000円だった。
辻堂や湘南台など、前年までの上位地点を抑えて今年最も上昇した鵠沼花沢町は、藤沢駅南口市街地の西に隣接する住宅地だ。(一社)神奈川県不動産鑑定士協会によると、「沿岸部は近年、若年層や市外に住む人などから再び人気が高まっている。海や市街地に近い利便性を魅力に感じる人が多い」と説明する。
商業地は片瀬海岸1丁目がプラス7・5%の37万2000円で、前年に続き変動率が最も高い地点となった。
価格では、大型商業施設「テラスモール湘南」や湘南藤沢徳洲会病院などが立地する辻堂神台1丁目がプラス3・9%の74万4000円で前年と同様に市内トップとなり、根強い人気を見せた。
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