地域住民や保護者、学識経験者らによる協議会を各校に設置し、地域と連携した学校運営に取り組む「コミュニティ・スクール」が9月12日、滝の沢中学校で開かれた。委員は大人たちだが、今回は生徒会本部役員6人も参加。生徒目線で学校の魅力や改善点などを話し合った。
同校では今年度、生徒に自分事として学校運営について考えてもらおうと、交流会を催したり、委員に伝えたいことを紙に書いて投函する意見箱を設置したりするなど、委員と生徒との垣根をなくす活動を進めてきた。
この日は、委員から生徒に質問を投げかけた。「滝の沢中のすばらしいところ」について生徒は「新しいことに挑戦できる」「当たり前のことを当たり前にできる」「今後さらに伸ばしていきたいところ」は「積極的に意見を言う」「施設改善」「行事の活性化」などと回答。逆に進路に向けたやる気の上げ方といった生徒の質問に、普段接する教諭とは違った視点で委員が助言を送った。
出席委員の一人は「学校の主役は子ども。大人が聞く耳を持ち、生の声をより良い学校のために生かしたい」と話した。
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