大鋸運動公園や大道小学校などで活動する少年野球チーム「ビッグロード」所属の徳永海良さん(高谷小6年)がこのほど、「横浜DeNAベイスターズ」のジュニアチームメンバーに選ばれた。県内外から約930人が参加したセレクションを通過。12月26日(木)に開幕する「NPB12球団トーナメント」への出場を前に、「自分の力を120%出したい」と意気込む。
プロ野球12球団の小学生チームが出場する同大会に向けて結成されるベイスターズジュニア。基礎体力や打撃、守備、走塁といった技術面、紅白戦など今夏3度の選考会があり、徳永さんは16選手の中に選ばれた。
その決め手となったのは「声」だった。自身だけでなく、仲間を思いやり、チーム全体の士気を上げることに努める視野の広さが評価された。
徳永さんは、2人の兄の影響で小学1年から競技を開始。現在はビッグロードでキャプテンを務め、今年のチーム打率は7割を超える。黒石亮悟監督は「甘い打球を見逃さず、守備も堅実的で、チームの核となる存在。いつも練習する皆で精いっぱい応援したい」と背中を押す。
しかし、ベイスターズジュニアのレベルは高く、速球に対応できない日々が続いた。「難しく考えない。狙い球は迷わず振る」と気持ちを切り替え、近頃ようやく長打も出るように。徐々に自信を取り戻しつつあるという。母の玲子さんは「壁にぶち当たりながら成長することが応援する人たちへの恩返し」と優し気なまなざしを送る。
憧れの選手は牧秀悟選手と桑原将志選手で、ベイファンでもある徳永さん。ベイスターズジュニアは昨年優勝し、今年2連覇が期待されている。「プロチームは26年ぶりに日本一に輝いた。それに僕たちも続きたい。そのために楽しくプレーしたい」と明るく語った。
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