横浜市金沢区の横浜八景島・海の公園周回コース(女子5区間11・94Km)で11月2日に行われた第39回神奈川県中学校女子駅伝競走大会で、市立鵠沼中学校陸上部が大会史上初となる4連覇の快挙を成し遂げた。タイムは42分42秒だった。
今年も優勝候補筆頭と目されていた同校はプレッシャーをはねのけ、盤石な走りで期待に応えた。12月15日に滋賀県で開催される全国大会に県代表として出場するほか、1位から4位が出場する同月1日の関東大会(山梨県)にも出場する。
今大会で区間賞はなかった。総合力での勝利だった。
序盤、1区のエース青山未來選手(3年)と2区の清水璃子選手(2年)がトップを走る塚越中を追う展開。「力み過ぎてハイペースになった」と青山選手は反省するが引き離されずに粘りを見せた。3区の宮澤百花選手(2年)は顧問の林嗣教諭から「追う展開だが、焦らずに」というアドバイスを受け、自分のペースを守り快走し、首位を奪取。続く4区の小田原碧海選手(3年)、アンカーの石井香穂選手(2年)にたすきをつなぎ、そのままゴール。最後は、メンバーで誓い合った「笑顔」でテープを切った。
レースを終え、青山選手は、「プレッシャーよりも全国に行くんだという気持ちが強かった。だから優勝できたと思う」と喜びを話した。
全国へ決意新たに
ただし、県大会4連覇は同部にとっては通過点。同部ではすでに全国大会に照準を合わせている。路面がアスファルトだけでなく芝生もあり、今までとは違った感触になるという。「芝生は走りにくく疲れやすい」とし、なれるために砂浜などでの練習も取り入れている。
清水選手は「全国でもみんなで粘り強い鵠沼中の走りをする」と決意を述べた。
林教諭は「実力ある1区、2区の青山・清水を始め、全員が良い走りができたことが県大会の結果につながった。この走りを全国でも見せたい」と意気込みを語った。
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