県立湘南台高校の吹奏楽部「White Shooting Stars」は12月15日(日)、さいたまスーパーアリーナで開かれる「第52回 マーチングバンド全国大会」に出場する。昨年2年連続7度目のグランプリに輝き、今年は強豪校の証である特別演奏演技団体としてステージに立つ。
同大会は14日(土)から2日間、小学生、中学生、一般、高校の4部門で、演奏やパフォーマンス力を競い合う。しかし2連覇を果たしたバンドは次の年、披露のみを行う。
81人以上にあたる大編成で舞台に臨む同部。「今年はキャッチーに、湘南をアピールしたい」との思いから、テーマは「波」にした。サザンオールスターズや桑田佳祐さんが手掛けた『勝手にシンドバッド』『波乗りジョニー』『HOTEL PACIFIC』など7曲をミックスした構成で、曲中ではカラフルな旗や隊列移動で演出しながら、迫力のある演技を披露する。曲の後半、管楽器が横一直線に並んで前進する「カンパニーフロント」と呼ばれる場面は一番の見せ場だ。バリトン担当で、部長を務める小木千歳さん(3年)は「お客さまを圧倒させながらも、皆で一緒に楽しみたい」と意気込む。
同部は国内最大級の大会として知られる「Japan Cup」で2006年以降、16連覇を達成する実力をもつが、高校入学後に楽器を始める部員も少なくない。中学時代に剣道部だった小木さんもその一人。「これだけの人数をまとめる難しさはあるけれど、全員で喜びを共有できるのはうれしい」と魅力を語る。
顧問の荒木優沙さんも同部出身で、4年ほど前から部員を見守る。「卒業生が技術指導やメンタルサポートなど家族のように関わってくれている」と強さの秘訣を明かし、「私の代では悔しい思いをした。でもこの子たちのおかげで日本一を味わうことができた。幸せ」と笑みをこぼした。
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