最新ヘルステクノロジーを体験できる催し「第1回 新湘南ウェルビーイングフェスタ」があす23日(土)、村岡東の湘南アイパークで開かれる。同パークを運営するアイパークインスティチュート、湘南鎌倉総合病院、三菱商事、横浜国立大学の主催。人が肉体的、精神的、社会的な面で満たされた状態を意味するウェルビーイングを広く周知したい考えだ。
「新湘南」は同パークが立地する藤沢市村岡、同院のある鎌倉市玉縄、JR新駅候補地区を挟んでまちづくり計画が進む鎌倉市深沢の3地区を中核としたエリアを指す。
先の4者は今年10月、一般社団法人新湘南ウェルビーイング協議会を発足した。産学医連携の下、次世代の健康管理や移動などの社会実装を堅固にすることを目指す。
まずは協議会の構想を発信しようと、同フェスを企画。地域でのウェルビーイングに役立つ製品やサービスについて、来場者とともに考えることなどを目的としている。
イベントで実証実験
「きて、みて、ふれるヘルスイノベーション」を掲げ、慶応義塾大学医学部の宮田裕章教授らを招いたワークショップや、約40社による企業展示、地元団体による特別ステージなどが行われる。また、最寄り駅やバス停から目的地までの移動手段として利便性を高める地域交通の新たな形「シェアモビリティサービス」、災害時に迅速に医療を提供する「医療コンテナ」、AR技術を駆使して現実の風景がゲームのように変わるウォーキングの体験を通じた実証実験も実施される。
初のイベントを前に、同協議会の渡辺敬介代表理事は「このエリアで多くのヘルスイノベーションが起こり、住民の皆さまのウェルビーイングに貢献できるよう努めていく」とコメントした。
会場は同パーク内講堂で、時間は午前9時から午後5時。入場無料。一部プログラムの参加は事前予約制。
詳細は同フェスHPで確認。
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