藤沢市野球協会創立90周年記念式典祝賀会が先月30日、藤沢商工会館で開かれた。協会関係者や来賓約160人が会場を訪れ、節目を祝った。
協会は1930年に発足。本来であれば2020年に式典を催すはずだったが、コロナ禍もあり、ようやく今年の実施にこぎつけた。また学童部は76年、少年野球の発展・普及に寄与し、スポーツを通じた青少年の健全育成を目的に立ち上がった。まもなく50周年を迎えるため、協会と同時に式典を行う運びとなった。現在協会に66、学童部には28の計94チーム、約2300人が所属。戦争を経て、今も協会が主催する大会で選手は皆汗を流している。
冒頭、あいさつに立った協会の桜井孝夫会長は「これまで甲子園球児約100人、プロ野球選手10人ほどを輩出した。彼らは後輩選手の励みとなり、目標でもある」とした上で、「今後も野球を愛する多くの人たちが生涯思い切りプレーできる環境を作り続けていく」と決意を新たにした。
その後、長年協会の活動に寄与したチームや団体、個人に、桜井会長から感謝状が贈られた。