24歳の長寿猫が市内にいる。名は「夏生」。人間の年齢に換算すると100歳を超える”おじいちゃん猫”だ。湘南台文化センターで1日に開かれた「第51回藤沢市動物愛護のつどい」で長寿猫の表彰があり、本藤沢で夏生と共に生活する仁井真記さんが飼い主代表として表彰状を受け取った。
夏生は、都内練馬区の大泉学園駅前で衰弱していたところを真記さんに引き取られた。「鳴き声が聞こえ、辺りを見渡すと、手のひらサイズの猫が。まだ目も閉じていて生まれたばかり。尻尾が取れそうだったから病院へ。当時一人で暮らしていた家で薬を塗った」。看病のかいもあり、その後は元気に成長。名の由来は「夏生まれ」からとった。
約20年前に結婚した真記さん。夫の英輝さんは「実家で犬は飼ったことがあったけれど、猫に接する機会はなかった」というが、「今ではすっかり猫派」と笑う。
「なっちゃん」。そう真記さんが呼びかけると、眠りに落ちかけながら耳をそばだてる。「若い頃はぐるぐると家中を走り、よく外に逃げ出して近所を探し回るほど好奇心旺盛だった」。3年ほど前に体重の減少が見られたため、近くの動物病院へ連れていくと、甲状腺機能亢進症と診断された。「最近では口を開けて錠剤を飲ませたり、おむつをはかせたり、嫌なことをするから家族で私が一番嫌われている」と少し寂しそうにこぼした上で、「夫や親より一緒の時間を過ごしてきたから、なっちゃんがいないなんて考えられない」という。
「ニャー(ご飯ほしい)」。つぶらな瞳で真記さんをじっと見つめる夏生。食欲はある。まだ長生きしそうだ。
市動物愛護のつどいは市獣医師会と市の共催で、10歳以上、15歳以上の長寿犬表彰も行われた。夏生は今回、かかりつけ医「りょうま動物病院」(本藤沢)からの推薦で仁井さん一家が表彰された。
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