浜見小学校5年の釼持結人さんが、赤ちゃんが泣き止む曲を制作した。もうすぐ1歳になる弟の結月さんを笑顔にするため、AIを活用しながら夏休みの自由研究で取り組んだ。YouTubeで現在公開中で、今月17日(火)に湘南台公民館で行われるイベント「親子の遊び場」でも披露。釼持さんは「弟を寝かせる時によく曲を流す。大体泣き止むので、もっとたくさんの人にも使ってみてほしい」と呼び掛けている。
「かわいい弟」の笑顔見るため
「思ったよりも小さくてかわいい」。釼持さんは、昨年12月に誕生した結月さんと初対面した時のことをこう振り返る。
しかし、相手は「泣くのが仕事」と言われる赤ちゃん。釼持さんは結月さんをあやす手段として、赤ちゃんが泣き止むと評判の映画『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』公式ソングをYouTubeで見つけ、スマートフォンなどで頻繁にかけていた。そのうち、「世界中に歌はたくさんあるのに、赤ちゃんが泣き止む曲は少ない。自分で作るしかないか」という思いも芽生えた。
ほかにも赤ちゃんが泣き止むと話題の曲を小学3年の時に買ってもらったパソコンで調査した。『とんとんトマトちゃん』『ふかふかかふか』『POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』(反町隆史)、『アフリカ』(TOTO)などが挙がり、結月さんに聴かせながら検証。大なり小なりどれも効果はあり、AIアプリを使って共通点も探った。テンポは100〜130、キーはCメジャー。全体的に明るい雰囲気で低いベース音が時々混じることなどを分析した。それらをAIに指示し、10曲ほど制作。イメージに近い曲をさらにブラッシュアップし、ようやく曲を完成させた。何でも口に入れる弟から着想を得て、タイトルは『何でも食べるぞベイビーは♪』とした。
曲は10月、小・中学生の自由研究などの作品が展示される「第55回藤沢市総合かがく展」に出展された。子育て中の市職員が感銘を受け、より広く活用できないかと釼持さんに相談。保護者の承諾を得て、乳幼児を対象とした公民館の講座で使われることになった。
「AIはたまに間違うこともあるけれど、注意深く使えば世界をよくできる。今後の進化が楽しみ」と釼持さん。パソコン画面を見つめながら、すでに来年の自由研究のテーマを考えている。
親子の遊び場は、午前10時から約50分開催。対象は0歳から3歳児。参加無料、申込不要。問い合わせは同館【電話】0466・45・3070。
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